甲府の産業

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産業立地

甲府市の新工業団地造成

企業誘致進まない理由は?  2010年6月21日、UTY県内ニュースがありました。

企業誘致を進めようという協議会が、甲府市で開かれました。 県内では企業誘致がなかなか進んでいませんが、これは造成済みの工業団地が少ないためであることが、改めて浮き彫りとなりました。 きょうの協議会では、昨年度、県内に誘致できた企業の数が報告されました。 景気の低迷もあって昨年度は15件で、前の年度より6件減ったということです。 また、高速道路のインター近くなど、企業が入居を考えやすい地域を整備する重点促進区域の状況も報告されました。 重点促進区域は、現在27か所、124.7へクタールありますが、このうちさら地になっている工業団地は、わずか4か所およそ12.3ヘクタールにとどまっています。 全国ワースト1位だった昨年度より1か所、4.5ヘクタール増えましたが、それでも全国ワースト2位で、企業誘致における山梨県の課題は、造成済みで分譲されていない工業団地が少ないためであることも改めて浮き彫りになりました。

2008年12月17日の山梨日日新聞記事が「甲府市が企業誘致を強化へ 新工業団地造成、支援制度も創設」と報じていました。
甲府市議会平成20年12月定例会で12月16日、斉藤憲二議員による政友クラブ代表質問への答弁内容からです。質疑応答の議事録は甲府市議会ホームページから読み出せます。
「2008.12.16 : 平成20年12月定例会(第3号) 本文」の「2 : ◯斉藤憲二君」が当該質問で答弁は「8 : ◯産業部長(早川高仁君)」になりますが、報道記事は更に担当者に取材した結果も書かれているようです。
山梨日日新聞記事の要旨は以下の通りです。

平成21(2009)年度に新しい工業団地の造成や立地企業への優遇支援制度の創設など、企業誘致を強化する方針で、甲府市産業部によると、新たな工業団地の造成地は既に工業用地化の方針を示している同市小曲町の農業センター・小曲試験圃場の一部で、広さは約5.4ヘクタール。現在、山梨県と協議するなどして転用に必要な手続きを行っている。
同圃場は取得から18年が経過していて、約4ヘクタールは使用されないままとなっていて工業団地を整備して進出企業の受け皿にする。
優遇支援制度は食品工業団地の開設時、進出企業に対して固定資産税分の奨励金を3年間交付した経緯がある。現在同様の制度はなく、今後、立地手続きのワンストップ化に向けた体制づくりと合わせて詳細を検討していく。

記事に書かれている甲府市農業センターについては農林振興課のページや施設詳細で調べていくと以下のような記述があります。
『甲府市農業センターは、甲府市の農業の拠点として、農家への農業研修をはじめ、習や農機具の貸付けなど、農業の普及・指導を積極的に行っています。 農家の方をはじめ、市民の皆さんにも農業への理解を深めていただけるような施設です。』
● 施設内容・・・研修会議室、農村婦人の家、生物工学研究棟など
● 開館時間・・・午前8時30分~午後5時
● 休館日・・・・・第1・3日曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
農業センターの場所は甲府市増坪町791-1 055-241-5616ですが、小曲試験圃場の場所は不明です。

山梨県食品工業団地は甲府市と中央市にまたがる工業団地です。
『甲府市内を中心とする食品製造業者および関連業者が、市街地の過密化、工場設備の拡張難、公害処理などの諸問題を解消し、取り引きの拡大や経営の合理化を図ることを目的として、市周辺の交通至便の当地に集団化したものです。』

産業観光研究会はブログで、「産業観光 第21回は1月19日(月)午後 食品の2工場などを見学します」として、2009年1月イベントの広報があります。食品製造業13社が昭和58(1983)年に当地に移転したとの説明が記載されて、以下の2社を見学するとの事です。いずれも甲府市下曽根町にあります。
(株)テンヨ武田の甲府南工場
(株)かいや

よっちゃん食品工業株式会社もこの食品工業団地にあり、住所は合併前は東八代郡豊富村、現在は中央市高部です
山梨県庁サイトではやまなし産業立地コミッションが基本情報を提供するホームページとなっていますので、この食品工業団地に入居する各社については後日調べる予定です。

(株)シャトレーゼ豊富工場 中央市高部1111-1