東日本大震災と原発震災

深層崩壊に関する調査結果の公表

国土交通省関東地方整備局 平成24年9月

◇ 2012年09月10日-深層崩壊に関する調査結果の公表について(関東地方整備局河川部)

関東地方整備局においては、平成22(2010)年8月に国土交通本省において公表された「深層崩壊推定頻度マップ」における深層崩壊の発生頻度が「特に高い」と推定される地域を中心に、深層崩壊の発生の恐れのある渓流レベルの調査を実施しています。
 今回、国土交通本省において全国の調査状況等について公表されたところですが、関東地方整備局において調査のとりまとまった「深層崩壊渓流レベル評価マップ」を下記ホームページアドレスに掲載しましたのでお知らせします。

深層崩壊調査
深層崩壊調査 山梨県(H24.9.10 掲載)
◇ 国土交通省-深層崩壊に関するホームページ
◇ 2012年09月10日-深層崩壊に関する渓流(小流域)レベルの調査について(国土交通省 報道発表資料)
<注釈>

•深層崩壊渓流(小渓流)レベル評価マップは、国土交通省が土木研究所資料第4115号「深層崩壊の発生の恐れのある渓流抽出マニュアル(案)」を用いた調査結果に基づき作成しました。

•渓流レベル評価は、空中写真判読や地質図、地形図などにより、机上調査で評価する簡易的な評価手法を用いており、現地踏査やボーリング調査等を踏まえた設計を行っている構造物の安全性等の評価を左右するものではありません。

•渓流レベル評価は、評価区域内での相対的な評価を行うために、評価区域毎にその区域における実績(崩壊跡地分布)を最も確度良く再現出来るように評価指標を最適化しており、異なる評価区域間で、評価結果を比較することはできません。

※ あくまでも当評価マップ内における相対評価を行っているものであり、他エリアの評価マップにおいて同じ評価レベル結果であったとしても、危険度が同程度であるということを示すものではありません。

•渓流レベル評価は、複数の斜面を有する一定面積(約1k㎡)の渓流毎に、相対的な深層崩壊の発生危険度を評価したものであり、個別の斜面の危険性を判断するものではありません。

• この評価結果は、深層崩壊の素因となる要素について相対評価したものです。なお、平成23年台風12号による紀伊山地での災害においては、相対的な危険度が「低い」評価となった場所でも深層崩壊が発生した事例があります。

•この評価結果は、平成24年9月までの調査結果に基づくものであり、今後の調査・研究によっては評価結果等が変わることがあります。

【以上、公開されたPDFファイル~83‐39 富士川(中生層1900m以上)~からの引用です】
深層崩壊レベル評価区域図