環境影響評価準備書 説明会 愛知県
愛知県内の説明会日程 2013年
回 | 月日 | 開始 | 場所 | 住所 |
回 | 月日 | 開始 | 場所 | 住所 |
1 |
9月27日(金) |
18:00 |
愛知県女性総合センター(ウィルあいち) ウィルホール |
名古屋市東区上竪杉町1番地 質疑応答 |
集まった住民ら約170人は、愛知県内を通る約25キロのルートの騒音や振動、環境への影響と、それを最小限に抑える対策について説明を受けた。県内はほとんど地下40メートルより深い大深度地下を通るため、質疑応答では「工事の振動が、本当に地上に伝わらないのか」「豪雨時に浸水の恐れがないか」と質問が出た。
(参加 170人 中日新聞 9月27日)
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2 |
10月 5日(土) |
10:00 |
春日井市立西尾小学校体育館 |
春日井市西尾町6番地6 参考記事 |
(この記事には地図が添付されています)ここの地下では、かつて亜炭が掘られていました。亜炭坑跡の空洞が地下に眠る地域です。JRは環境影響評価準備書で、「亜炭坑は地表から7~14mの深さでリニアによる影響はない」と言っています。何を根拠に言っているのかを質問しました。
現在、亜炭坑の坑道跡には水が満たされていて、地盤が安定していると考えられています。出川町・北城町の坑道と、不二ガ丘の坑道は別と言いましたが、地下水脈は繋がっている可能性があります。
リニアの工事によって、水が抜かれてしまったら、地盤が弱くなり、地盤沈下や地盤崩落につながる恐れがあります。
この可能性について、環境影響評価準備書に対する意見書の中で、指摘をするように、そして、そのための調査をするように市に求めました。
(9月議会質問 9月26日)
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3 |
10月 8日(火) |
18:00 |
ホテルプラザ勝川 会場「さくら」 |
春日井市松新町1丁目5番地 質疑応答 |
「リニア新幹線説明会 リニアは電気エネルギー浪費計画です」
工事の騒音やダンプ、土砂の処理、運用時の電磁波の強さや振動、事故の時の対応など疑問・質問が出された。
私は、「多くの企業が少しでも節電・省エネと努力しているときに、リニアは現行新幹線の3倍ともいわれる電力を必要とする。リニア以外にもエアロトレインのようなもっと省エネのシステムも研究されているが、リニアこだわる必要があるのか。原発とも関わり、リニアが近くを通ることでの環境問題以上に大きな環境問題」と質問しました。
回答としては「消費電力東京名古屋間の開通時でピーク時約27万KW、大阪まで開通したときで約74万kW。これは電力会社の供給力(東電5813万kW,中電2817万kW、関電2932万kW H25年4月現在)に比べて十分小さく、夏のピーク時でも余剰電力の範囲内。省エネについては現行新幹線でも進めているが、リニアでも省エネの取り組みを継承する」(現行新幹線との具体的な比較は示されませんでした)。「リニアは完成された最新技術であり、関連産業の振興につながる」ということでした。
(地学ハイキング 2013/10/9)
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4 |
10月10日(木) |
18:00 |
春日井市立坂下公民館ホール |
春日井市坂下町4丁目250番地1 |
5 |
10月12日(土) |
14:00 |
愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 大ホール |
名古屋市中村区名駅4丁目4番38号 |
6 |
10月14日(月・祝) |
10:00 |
春日井市立篠原小学校 体育館 |
春日井市熊野町北1丁目1番地 総括記事 |
「リニアルート沿線説明会が終了 説明に不満、騒音懸念も」
JR側は「計画に理解を深めてもらえた」と総括したが、会場では事務的な説明への不満や、工事による騒音や交通量増加を懸念する声もあった。
地元の男性が「もっと血の通った説明をしてほしい」と発言すると拍手が起きた。非常口が小学校から3百メートルの位置に設けられることについては、地元の保護者から「工事車両が通学路を通ったり、騒音が授業に影響することはないか」との質問もあった。説明会は2時間半ほどで終了した。
説明会に参加した男性会社員は「県内共通のパンフレットだけで、地元向けの詳しい地図も配られず、がっかりした」と話した。
名古屋市内の説明会に出席した嘱託職員の男性は「自宅近くの地下を通るので聞きに来た。JR側の答えでおおむね納得できた」と語った。
JR東海にとってもこうした大規模な説明会の開催は初めてで試行錯誤の部分もあった。来年度の着工に向け「今回の反応を踏まえ、どのような情報を提供すべきか参考にしたい」と話した。
(参加 340人 中日新聞 10月16日)
今月上旬、春日井市内で開かれた沿線住民への説明会をのぞいた。
JR東海は事業内容を丁寧に説明した。超電導磁気で車両を浮かせて最速500キロで走ること、大半がトンネル内走行で、春日井市内では地下40メートルの大深度地下を通過することなどが解説された。
リニアは最先端技術を駆使する。未知の世界に対する住民側の不安や疑問は根強く、超高速走行時に出る電磁波や振動などの環境への影響、安全性などをただした。これに対し、JR側は専門的なデータや実験の結果を根拠に安全性や信頼性を強調した。
専門的な知識をもたない住民は、JR側が示すデータや説明をうのみにするしかない。議論は深まらず、途中で退席する人が相次いだ。素朴だが、率直な住民の疑問に応えたとは思えなかった。
(毎日新聞 10月18日)
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