甲府市中心市街地活性化

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城下町甲府

それでは甲府(とりわけ中心街)はどうしたらよいのでしょう。戦災などで歴史が壊されてしまった上に、他の大都市同様に昔の町の名前も無くなってしまい、外から来た人にも中央何丁目などいかにもそっけなく風情も無い。

私は最初に甲府市大手と住所を聞いた時、地図で甲府城(舞鶴城)の近くを探しました。甲府市丸の内は恐らく甲府城から来ている町名でしょうが、江戸城中心で大手町と丸の内が隣接している東京とは異なり、大手という町名が武田氏館の大手を意味しているらしいと思い至ったのは甲府に来てかなり日が過ぎてからでした。しかし北口(町)というのは甲府城の北口を意味すると思えます。山の手通り、山手門はまさに甲府城から見て山の手になる訳です。屋形という町名はどちらから来ている名前でしょうか。

甲府の街には武田時代と徳川時代の二重基準があるのだとしたら、それはそれとして外から見ると実に面白い話です。街並みの造りもJRの北側と南側とでは武田、徳川の時代的なずれがあるのでしょうか。沢山ある神社仏閣にしても、二つの時代で棲み分けがあるのかも知れませんが、そこまでは未だ知りません。野中さんが既に記事にされている府中五山は武田時代だと知りました。後世に移転してきた寺もあるようですが、全てJRの北側にあります。政教分離と考えればよいのか、それが徳川時代を経過してもきちんと残っている事に大和心を感じます。明治になって甲府城を破壊してしまった心は、いったい何だったのかとも思うのです。

それはさておき、町の名前は歴史資産のひとつと考えれば、それを活用する事から始めてみたらどうだろうと思います。現在名、旧町名の場所と由来、いくらかは残っているであろう昔ながらのお店や建物をおしゃれなイラストの地図で確認しながら街をのんびりと歩いてみたいです。ポタリングする自転車も含めて歩く人が多くなると車の方で遠慮しなければならない街の形ができてくるかも知れません。そう言えば、甲府市には観光貸し自転車もありましたね。この道は山本勘助が馬を走らせていた道だと思いながら自転車をこいでいると大河ドラマも身近になる事でしょう。
2006年4月 記
以下の記事は甲府市議会議員野中一二さんのホームページを拝見しながら書いていた記録です。
(2006年)『4月の1日2日と、姉妹都市の大和郡山の「お城祭り」へ出かけます』という掲示板の書込みがありました。大和郡山市のご招待により毎年副議長が出席する慣例で柳沢氏に扮して馬に乗る、ということです。

大和郡山といえば金魚、甲府のお祭りでは金魚すくいがありますが、これは大和郡山市とのご縁です。それを知ったのはやはり「サマーフェスタin北口」でした。そして姉妹都市だったということも思い出し甲府市ホームページを確認しました。

第46回大和郡山お城まつりに参加される為の訪問でしたが、あいにくの雨で行列は中止になってしまいました。甲府市議会副議長としてのおそらく1回限りの機会なのに残念な事でしたが、大和郡山市訪問は「100年で考える都市計画」シリーズに「他都市を参考に再生への道を探る 大和郡山市を事例として」という記事として残りました。

平成4年1月22日から姉妹都市になった理由ですが、甲府城主柳澤吉里が亨保9年(1724)に将軍吉宗により甲府から郡山城に移された、この柳澤のとりもつ縁ということです。この間の事情は上記の記事に詳しく書かれています。

さて、野中さんはこれまでも何か所か城下町の視察に出かけています。岡崎市松本市金沢市川越市などです。城下町とまでは言えないと思いますが、鹿児島県川辺郡知覧町の武家屋敷群の視察もされています。そしてこのたびの大和郡山市でした。

「他都市を参考に再生への道を探る」という記事のタイトルは「大和郡山市を事例として」「甲府市の再生」に結びつくのですが、大和郡山市については、上記の各都市を参考にしてという二重の意味になっている事を感じます。
「都市基盤を整備する」「建物を整備する」「交通を考える」という3点セットは街づくりを見ている確かな目線が、どこへ出かけても光っているということでしょう。「整備」という言葉は、コンクリートをどんどん打ち込んで大規模に造成するという事では無く、歴史と現在のあるがままを大切にしながら、ちょっと視点と発想を変えて手を加えれば、コンパクトシティとして歴史と風格のある住み心地良い街に変貌する事を示していると思います。

2007年4月の第37回信玄公祭りのイベントとして、武田の城下町と甲府城の城下町。二つの城下町の姿について紹介する「甲州寺子屋」という企画がありました。2件の記念講演が行われたのですが、私は参加することができませんでした。
(1)二つの城下町の歴史~講師:佐々木 満さん(甲府市教育委員会)
(2)今に見る城下町の見どころ~講師:林 陽一郎さん(山梨郷土研究会)

これは山梨県立博物館・山梨県埋蔵文化財センターの主催でしたが、「甲府城研究室」などのページとして講演記録が拝読できることを願っています。