新山梨環状道路

新山梨環状道路
公聴会意見
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新山梨環状道路北部区間、公聴会意見

2度開催された公聴会において主権者県民からどのような意見が述べられたかを整理しておきます。
【凡例】
 (A公述人)陳述日 : 平成23年3月15日(火)甲府市北部市民センター
 (B公述人)陳述日 : 平成23年3月16日(水)甲斐市竜王図書館2階視聴覚室

新山梨環状道路については山梨県庁サイト、国土交通省甲府河川国道事務所サイトに広報ページがあります。
この公聴会での意見について、山梨県あるいは国土交通省からの見解は未公開です。

何故、何を、何処でについての意見

何故やるか-についての意見(交通量・渋滞など)

○道路建設の目的がこれまで、二転三転ところころと変わっており、県民に本当に必要な道路なのだろうか。山梨県では、1兆円にも達する山梨県の赤字を抱えている。こういう道路に使うお金があるのなら、真っ先に被災された方の生活再建、道路整備、そちらのほうにお金を回すべきではないか。(A公述人3)
○何のために、この都市計画原案をつくることになったのか。最初は確か山の手通りの渋滞解消というように言われていたが、いつの間にか国道20号線の渋滞解消になった。(A公述人15)
○また、根拠になるデータも、まったく示されていない。(A公述人15)
○この道路の費用対効果は3.1とされているが、根拠となる数字は明らかにされていない。国交省は費用対効果の全面的な見直しをしていると聞いているが、そのような流動的状況の中で、このような多額の予算を投じて、この道路を造ろうというのは、あまりにも拙速である。山の手通りや、20号線の交通量は減少しつつあり、もっと将来的な見通しでいえば、国全体の人口が減っていくことがほぼ証明されている。(A公述人2)
○北部区間に予定されている高規格道路の費用対効果の根拠も示されず、愛宕町下条線の開通がどれほどの効果をもたらしているのかという調査結果もないままに、道路建設だけを目的とした都市計画素案は、吟味するに値しない素案である。(A公述人3)
○愛宕町下条線の開通により、山の手通りの交通量は減少し、20号線の交通量も減っている。今後も減少すると思われる。(B公述人3)
○山の手通り、20号線の交通量が減っているという事実も、合わせて本当に必要なのかということを、改めて真剣に考える必要がある。(B公述人20)

○交通量は1日あたり2万3千台から2万9千台といわれているが、山梨県の少子化あるいは車が減ることを考えればありえない。(A公述人1)
○完成後の2030年1月1日の交通量を2万1千から2万8千と予測しているが納得できない。建設を根拠付けるための過大な数字。(A公述人8)
○交通量が2万1千から2万8千に下方修正されていますが、これでも多すぎる。(B公述人20)
○平成42年の交通量推計値が2万1千台から2万8千台と見込んでいる根拠が分からない。(B公述人18)

○この道路計画について、時代にマッチしておらず、県民の要求を反映していない。(A公述人6)
○この道路を建設する目的が、非常にあいまい。当初からこの計画に具体性がなく、大義名分が失われていることを証明しているのではないか。(B公述人6)
○交通渋滞はかなり取締りを厳しくしたりして、交通事故としては確かに一時期は減ったが、道路を造って車が走る。道路に併せてまた渋滞が起きる。また道路を造る。こんなことをしていて、本当に住みやすい、暮らしやすい、皆さんのための町ができるか、そういうことを考えてもらいたい。(A公述人6)
○この計画も10数年以上前からできているという話ですけれども、高度成長や人口激増時代の、自動車産業、道路建設を伸ばすときにつくられた計画を考え直すべき。(A公述人6)
○県内も高齢化が進み、車の交通量も少なくなってくるのに、こんな自然豊かな場所に高速道路は要らない。(A公述人10)
○自動車の数や運転者の減少に対応する政策が求められていると思う。(A公述人19)
○交通マナーを改善すれば、渋滞は全然なくなるはず。朝夕の渋滞を最たる理由にしてこの道路が必要だという主張は成り立たない。(A公述人11)
○これから人口が減って、高齢化社会には道路は要らないと思う。(A公述人16)
○人口、あるいは交通量減の中で不要の道路となるということが分かっている。(B公述人18)
○新たにものを作る時代ではなく、いかに無駄、無用、有害なものをそぎ落とすことができるのか、堅実な価値観に基づく仕分けの時代だと思う。(A公述人18)
○人も車も減少をしていくというのに、莫大な道路建設の借金を、未来の世代に残してまで、この道路は必要ない。(A公述人18)
○国や県の抱えている膨大な負債を考慮すると、生活道路の整備、充実であるとか、メンテナンスであるとか、あるいは現状維持という方向性が見えてくる。(A公述人19)
○新たな需要の少ない環状道路を建設するということは、需要供給の観点からも、考え直さなければならないと思う。(A公述人19)
○この事業で負の財産を残して、子供や孫に費用を背負わせてしまうということを考えてほしい。(B公述人2)

○トンネルのため建設経費は膨大なものになっていくと予想される。当初見込まれている1,150億円ではまったく済まないと思う。今、国も地方自治体も財政難で、理由に福祉や人々の暮らしが後退している中で、計画の正当性も、将来の見通しも不明確な道路の必要性は認められない。(A公述人15)
○1,150億円も設計変更で1,500億くらいになっておかしくない。(B公述人20)
○費用対効果の見直しが必要だし、最近、実際生活道路ができて、渋滞が減ってきているというのは事実。(A公述人16)
○費用対効果の3.1という数字は、他の道路を考慮して見直しが必要ではないか。(B公述人6)
○この道路の建設には、約1,150億円の税金が使われ、完成までには10数年かかると聞いているが、これ以上借金をつくってはならないことです。(B公述人6)
○周辺道路が整備されてきており、1,150億円もの莫大な費用をかけて、新たな道路を造るには及ばない。(B公述人18)

○平成9年の航空写真撮影時と、現在の環境は大きくなって変わっている。本当にこの環状線は必要な道路か。(B公述人9)
○住居専用地域を通過する計画であるが、まず環境への配慮が本当に不十分。今の状況をもう一度航空写真から見て再度ルート設定すべき。(B公述人11)

目的に即して何-を考える意見

既存道路、生活道路の整備
○この道路を造って山梨に経済的な効果があるのか。これを造ることによる経済的な効果を、具体的に示していただきたい。(B公述人11)
○今さらこの北道路を造る必要ない。町の活性化のために放射状の生活道路が非常に大切だと思う。(A公述人16)
○道路の渋滞については、生活道路の整備として放射状の道路の整備が大切。(A公述人18)
○生活道路の充実をすべき。(A公述人19)
○最近供用された愛宕町下条線によって、山の手道路の交通渋滞はほぼ解消されたといっても良い。生活道路の改修整備によって、目に見える改善が見込まれるという、すばらしい良い例であって、高規格道路、いわゆるこの北部環状道路を建設する予算を、生活道路に振り向けるべきであり、そのために都市計画素案を示すべきであるというように考える。(A公述人3)
○山の手通りの渋滞は、愛宕下条線が供用されたことで渋滞が激減している。高規格道路の建設よりも、生活道路の整備こそが必要。(A公述人8)
○山の手通りの一部4車線化、茅ヶ岳東部広域農道の建設、愛宕町下条線の開通等、北部区間に関連する道路の整備が進み既に必要性がなくなっている。(B公述人6)
○税金の使い方を、福祉と暮らし最優先に、公共事業は地域の中小業者の仕事を増やす、生活密着型に改めることが必要。(A公述人8)
○渋滞が緩和だけであるなら、今の道路を広げるべき。(B公述人11)
○もし道路が渋滞するのであれば、渋滞箇所をはじめに整備すべき。(B公述人17)
○古い道路を整備するなど大切な税金をもっと正しく使うべき。(B公述人3)
○新しい道路は、今の現状からまったく必要ない。既に出来た新しい道路で十分である。 事業費は被災者の方に差し上げてほしい。(B公述人12)
○外とつながる道路を造ってもらいたい。それができないのであれば、道路は造らないで結構なので東北に回してください。(B公述人11)

公共交通
○車椅子の方、自転車の方、そういうものを使う人がゆっくり動けるような交通体系、公共交通ももっと充実させてほしい。(A公述人20)
○渋滞解消には、本当に市民が便利に使える公共交通の整備が重要。(A公述人18)
○電車とか、バスとか、交通機関をまず充実させてはいかがか。(B公述人1)
○特に高齢者の方とか、児童の方、子どもたちにとって、便利になる。そのようなものを運行した場合に、経費がどのくらいかかるか、そういったことを試算してもらえないか。(B公述人1)
○公共交通機関を充実し、車に依存しないバリアフリーのまちづくりに、力を入れるべきではないか。(B公述人6)

何であるなら何処に-を考える意見

○私どもはこの新山梨環状道路を、西関東道路と同時に開通させてもらって、桜井町、横根町の渋滞を緩和してもらいたいと、こういって提案して来ましたが、10数年経ってまいりました。非常に困っております。(A公述人14)
○高架方式でお願いしたい。インター方式、またはそれにスムーズなアクセスができるようなことを考えてもらえれば、私ども地域は絶対反対ということはない。(A公述人14)
○計画は千代田霊園のすぐ北側あたりに、トンネルを掘削すると聞いている。すぐ南側には私の家もあり、山宮ハイタウン、富士見台団地、山宮団地など、住宅が密集している。(A公述人10)
○私は山宮町のハイタウンに住んでいるが、そこにトンネルを掘るということを住民は認めるわけにはいかない。(A公述人11)
○この地域は特に高齢化が進んでいて、日中でも高齢者が家で生活しており、工事による長期間の振動が心配される。(A公述人10)
○地区を2分する10何年前の計画時点から、人口や周辺の道路は変化している。(B公述人2)
○現在も県道韮崎甲府線、国道20号、金剛地道に面しており公害を受けている。今以上の公害を受けなければならないのか。(B公述人5)
○第1種住居専用地域に建設して良いのか。今年になって環状道路の中に入る住宅を5軒建設しているがなぜ許可したのか。(B公述人5)
○たかが15キロの道路を通すために、1,150億円もの巨費を投じることは遺憾。(B公述人7)
○国道20号線、旧20号、旧52号線、山の手通りで拡張工事をしており、車もだんだん減ってきており必要ない。(B公述人7)
○景観のいい、やすらぎ苑の前を、大きな道路が走って、公害を、粉塵を、排煙を引き起こすということは許せない。(B公述人7)
○今でも、旧国道20号とバイパスが目の前にありま、大気質、振動の影響が懸念される。(B公述人16)

合意形成に関する意見

○何よりもこの計画について、地域住民に対し、計画のもっと細かい説明が必要。(A公述人5)
○反対意見に対してきちんと説明をしてもらい、だから皆さんも賛成に回ってくれないかとか。こういうコンセンサスが、ほしかった。(B公述人2)
○建設経費と維持費を生活道路とか、国民生活の思いに向けていただきたい。(A公述人11)
○沿線住民の中に、このルートに納得しておらず、不満を持っている方が少なからずいる。立ち退きを強制されて体調を崩し、通院されている方もいると聞いている。国交省は当初から、この道路計画はPI方式によって行い、住民参加を求めると言ってきたにもかかわらず、ルート計画に納得できない方々を放置したままで、計画を進めることは自ら提案したPI方式を放棄することになるのではないか。仮にこのまま計画を進めるのであれば、住民との対立は深まり、計画や工事の進捗にも悪い影響を与える。(A公述人2)
○当初からこの事業にはPI、パブリック・インボルブメント、例えば方式を用いて十分な住民の意思を尊重すると言明しながら、合意形成の方法が不十分であり強引である。(B公述人7)
○敷島、双葉、韮崎地区については、取り付け道路やインターチェンジの構造が詳細に示されているが、塚原や横根地区についての詳細な図面はまったくない。このような不完全な素案資料を提出されて、北部区間の道路が本当に必要なのかどうかを読み取ることはできない。(A公述人3)
○道路建設予定の地域に対する説明がまったくもって不十分である。地域での説明会がPI方式(住民参画)を採用して、道路建設を進めるための既成事実を作るために、そういう説明会をやっているのではないか。事務的に説明会を開いているだけというようにしか感じられない。これまで開催された説明会で提案された意見書について、公表されていない。(A公述人3)
○住民、あるいは国民の意向を十分反映し、真摯に住民の意見を尊重した立場でものを考えるべき。(A公述人11)
○甲府及び韮崎都市計画道路の変更に係るという変更の意味は。(B公述人4)
○公聴会は、学識経験者が出席すべきではないのか。巨大地震のときにあえて開催する意味はあるのか。(B公述人4)
○莫大なアンケートを実施されておりながら、私の家には配布されず、そのアンケートの結果内容も知らされていない。(B公述人4)
○この計画原案では立ち退かざるを得ない住民がたくさんおり、中にはこの案に納得していない方々もたくさんいる。(B公述人3)
○新たに越してきた子供達が再度移転になりかわいそう。(B公述人16)
○これ以上自然を破壊し、住民に納得いかない立ち退きをさせてまで造らなければならない道路なのか。(B公述人3)
○この新山梨環状道路北部区間の道路が必要であるとは思えない。(B公述人8)
○昨年10年の7月22日、双葉での会合の折に、造る理由を説明されたんですけれども、その理由ではどうしても必要である道路と、私が納得することはできませんでした。(B公述人8)
○後世の世代に借金を残さないことと、自然環境を壊さないことは両立する。生きる道路の建設、修復で混雑が緩和されたのであれば、それ以上の自然破壊をやめるべき。(B公述人13)
○借金で道路を造って返し終わらないうちにまた次の道路を造るという悪循環が続いている。(B公述人14)
○採算性を無視した計画である。(B公述人14)
○この案に納得していない方が合意するまでこれを認めるわけにはいかない。強制撤去は絶対反対です。(B公述人18)

自然環境などに関する意見

○そして自然環境の悪化、地下水脈の変化などについて、いまだに何も詳しい説明がされていない。湯村温泉郷の枯渇もとても心配。(A公述人10)
○山梨の宝は自然であり、切ったり、貼ったり、削ったりするのは絶対にやめてほしい。(A公述人20)
○かけがえのない自然環境や、貴重な生態系、それから歴史的景観の破壊は避けられない。(A公述人18)
○健康の森について、県民の憩いの場であり、さまざまなスポーツ、最近は武田の杜トレイルランニングや、トレッキングなどにも盛んに利用されている。地下約300メートルくらいに2本の高速道路のトンネルを造っても大丈夫なのか。この地域一体は、甲府市が出しているハザードマップによると、危険地域に指定されている。また、県の教育委員会作成の希少動植物マップを見ると、たくさんの希少動植物が生育している地域でもある。(A公述人5)
○トンネル掘削によって地下水脈が破断され、生活用水、生態系への影響が懸念される。(A公述人2)
○トンネル坑口からは常に排気ガスが放出され、三方が山に囲まれている相川地区では、東西2つの坑口から出続ける排気ガスが、外気に滞留して、住民の健康被害を惹起させる可能性がある。(A公述人2)
○トンネルによる地下水脈の破壊など、生活用水や生態系への影響が予想される。(B公述人3)
○トンネルを掘れば地下水脈が変化し、自家用の井戸や棚田の水が枯れて、生態系が、崩れる。湯村の温泉が枯渇するおそれがあることへの対策が示されていない。(A公述人1)
○健康の杜、千代田湖の下にトンネルが掘られるが、排気ガスによって鳥たちはどうなるか。(A公述人13)
○トンネル掘削によるさまざまな悪影響が、全国各地で現れている。地下水脈が破壊され、生活用水や、生態系の変動などが、指摘されている。(A公述人15)
○北部区間でも古府中や下積翠寺の、井戸の枯渇や棚田の変動、湯村温泉への影響なども免れない。(A公述人15)
○地下水脈がどうなるか分からない。廃土による2次的被害も大きな問題になるだろうと思う。(A公述人16)
○トンネルから排出される残土や、排気ガスについて、いまだに納得のいく説明がない。トンネルの掘削によって、各地で生態系が変わり、あるいは地下水脈が枯れるなどの異変がおき、景観や景色に悪影響を及ぼしている。(B公述人6)
○荒川の金石橋上流にかかる、橋から発生する低周波振動や、トンネルから排出される排気ガスの住民生活への影響など、環境面でも不安はあるが解明されていない。(B公述人6)
○こんなに太陽が濃く、緑も多い自然環境のすばらしいところに、富士山をはじめとして、大きい山々を毎日眺めながら、老後を静かに過ごしたい。(B公述人8)
○地球環境の悪化を食い止めることは、財政健全化と両立すると思います。(B公述人13)
○便利だからといってみんなで自然を破壊していたら地球はどうなるでしょうか、そのことについて考えてみるべきです。(B公述人13)
○クマ、サル等の動物の生息環境が破壊される。(B公述人15)
○現在、本当に富士山がきれいに見える景観が悪化する。(B公述人16)
○排ガス問題、環境問題、地球温暖化が深刻になっている中で必要なのか。(B公述人17)
○国道20号等からの騒音、排気ガスをできるだけ防止してもらいたい。(B公述人4)
○排気ガス、粉塵、騒音、その3点のことをどのように考えているか。(B公述人4)

何時やるか-についての意見(財政・震災復興など)

○工事費用の400億円はどこから生み出されるのか。(A公述人1)
○国も県も財政危機にある中、巨額な費用を要する不要不急な北部区間の建設は、中止すべき。(A公述人8)
○1000兆円にも達しようという国全体の赤字財政の中でこれ以上の道路建設は無謀といわざるを得ない。(B公述人3)
○1千兆円近い国の財政赤字に、誰が責任を負うのか。(B公述人13)
○道路づくりは不要不急です。山梨県がこのことに、道路づくりに使えるお金があるならば、本当に災害復興に、支援に使っていただきたいと思っています。(A公述人12)
○人口は減り、それから子どもたちは私たちを支えてくれる、老人を支えてくれる子どもたちは、どんどん少なくなっていくのに、その子どもたちにこのお金を負担させていいのか。(A公述人13)
○費用を高齢化社会や福祉に有効利用すべき。(A公述人16)
○北部環状道路に投入する1千億以上のこの金を、これを一時凍結するか、あるいは中止して、この金をこの国難の費用に使うべき。(A公述人1)
○もし国交省が1,150億円というお金があるのであれば、このような無駄な道路を造るのではなくて、現在、大惨事に見舞われている、東北地方の方々の援助にまわすべき。(A公述人1)
○東海地震に備えて、建物の耐震化、崩落防止対策など、災害に強い県土づくりこそ、今取り組むべきである。(A公述人8)
○東日本の災害復旧に、国も県も財政をまわすべき。(A公述人15)
○莫大な税金を災害復興のために、使っていただきたい。(A公述人18)
○1,150億、あるいは1,200億とも言われている税金を、東日本大震災の復興へまわしてもらうように、強く望む。(A公述人20)
○新山梨環状道路北部区間の1,150億円というお金を東北関東大震災の被害を受けた方のほうへ回すべき。(B公述人1)
○今回発生した東北関東大震災の復興資金にこそ、優先的にこのお金を使われるべき。(B公述人6)
○必要としないような道路を作る費用があるならば、東北の方々の支援に使っていただきたい。(B公述人8)
○新しい環状道路より、東北災害地の復興のほうを優先し、国を挙げて立ち上がるべき。(B公述人9)
○こういう道路を造るお金を、東北のほうにまわす必要がある。(B公述人10)
○労力やお金を東北の人たちのライフラインのほうに回すべき。(B公述人15)
○お金があるのであれば、東北のほうの人たちを助けていただきたい。(B公述人16)
○被災者の皆さんに、援助の手を差し伸べることこそ、今、求められている最大の最優先課題。(B公述人18)
○事業費は復興支援にあてるべき。(B公述人19)
○この建設は中止し、災害復旧、インフラ整備に全力を挙げるべきです。(B公述人20)

事業方法についての意見

○トンネル掘削によって大量の廃土が生まれる。この廃土をどのように処理するのか明らかにすべき。(A公述人2)
○トンネルを掘って出た残土はどこに捨てられるのか。(A公述人5)
○トンネル掘削により予算が膨らんで2倍、3倍になる可能性が高い。国も地方自治体も財政は火の車の状態で、この道路は必要か。(A公述人2)
○トンネルの掘削により、温泉の枯渇、土石流が発生するのではないか。(A公述人12)
○もしも、住民生活に困難な事態が生じた場合の責任はどうなるのか。(A公述人12)
○掘削された土が、ダンプカーによって運び出されますが、交通事故が心配。(A公述人13)
○トンネルの掘削による廃土はどうするのか。(A公述人15)
○長期間にわたって、工事車両が狭い町の中を走る。環境汚染、破壊のほかに事故も心配である。(A公述人5)
○今年家を造り、住もうと思ったところに、畑の真ん中をちょうど道が通ると言われて、聞いてびっくりして、私の夢はどんどん壊される。もう道路は必要ない。強く反対するのでお願いします。(A公述人4)
○我が家は避けて欲しい。(B公述人9)
○自分としてはこの土地に住み続けたい。(B公述人10)
○盛土では六反川が満水になった際の堤防となり周囲が冠水する。(B公述人19)
○お金がない、国、県、市にとって、この道路計画は不要不急である。ゼネコンだけが大儲けする高速道路建設よりも、もっと身近な、町の中の道路を地元の工事会社を使って、整備してはどうか。この道路のメンテナンスにかかる費用は、県など地方自治体が負担するとのことで、これも心配。(A公述人5)

第7回 山梨県道路交通円滑化・安全委員会【開催日:平成22年9月30日(木)】に掲載されている 資料4 渋滞対策 [PDF:2453KB] で説明されている山梨県内39箇所の対策個所について詳しく説明されている国土交通省の資料です。2011年6月16日作成と思えます。
「渋滞見える化プラン」(PDFファイル 15.7 MB)ファイルサイズが大きいのでダウンロードしてご覧ください